プッシャー「ブルー・シャンペン」収録

主人公は宇宙船の乗組員であるイアンという中年男性。イアンの乗る宇宙船は別の惑星へ住む地球人達へ手紙や品物を届けていた。
イアンはいつも、ある目的のため地球での上陸休暇中に適当な子供に物語を聞かせ、脈打つクリスタルを渡していた。そして宇宙での数ヶ月、出発前より30年経過した地球へと戻ったイアンは自分の目的が果たされるかどうか知るため、物語を聞かせた少女に連絡を取ろうとする・・
気に入った言葉
「あなたのことを思い出したのは、まったくの幸運だったわ」しゃぺっているのは彼女だった。イアンはその単語の選択を心にとどめた。むこうにしてみれば、偶然という単語を使うことも出来ただろうに。

ブルー・シャンペン (ハヤカワ文庫)

ブルー・シャンペン (ハヤカワ文庫)