クロちゃんのRPG見聞録

古本屋で見つけてしまったので購入。発売されたのは平成元年だから20年も前になる。もとは月刊コンプティークという雑誌に連載されていたものだから書かれたのはもっと前だ。題名から想像出来るとおり、内容はRPGのエッセイ集だ。ゲーム中の様々なエピソードが書かれていて面白く、どこか懐かしい感じがする。
エピソードの一つに PL達がピット(落とし穴)を警戒し、慎重にダンジョンを進んでいるのにも拘わらずピットに落ちてしまったものがあった。
PL達が進む先には少しぐらぐらとする石の床があり、そのためピットを警戒したPL達はパーティーの中で1番丈夫な戦士に命綱をつけてその床を渡った。戦士はその床の上を何事も無く通過したため、他のメンバーは安心してその石の床を渡ろうとした。しかし4番目と5番目にその床を渡ったPL達はピットに落ちてしまう。納得がいかないPLにGMは説明する
GM「ダンジョンは湿気が多いところのため、ピット(落とし穴)の留め金も、錆付いていたんだ。だから最初の3人が渡っている時は留め金が外れなかったのさ。ピットには槍が一面に植えてあるんだ。かなりのダメージになるぞ」
しかしPLも負けずとやり返した
PL「槍ってのは木の棒に先に刃物が付いているやつだろ?留め金が錆びるくらい湿気が酷いのなら、槍の木の部分なんてとっくに腐っているはずだろ?」ここでは結局GMが折れて1点ダメージを与えるだけとなった。
なんか懐かしいな・・こういうの。
これが今の自分達だったら
GM「じゃあキミ達は判定に失敗してピットに落ちてしまった。下には槍が植えてあってかなりのダメージだ」
PL「ダメージはどれくらい?床との距離は?ああそれなら《プロテクション》の魔法が届くな。これくらいのダメージなら問題ないし、次の部屋へ進もう」
とかなりそうだ。いや問題ないんですけどね・・すこし寂しいような、そんな気がね・・今週はTRPGできるといいな・・すでに1人来れないけど。